
グラフィックデザイン制作イベント事業
10年に一度の、国際的な切手の祭典
日本国際切手展2021
CL:日本郵便株式会社
AG:株式会社電通ライブ
Pr:堤 大輔 AD・D:奥谷日奈
2022.04.09
OUTLINE
「国際切手展」は、世界一流の切手コレクションを広く公開し、郵趣の発展向上を図る場として
国際郵趣連盟(FIP)加盟国で毎年1〜2回開催されている切手の祭典。
日本では1971年から10年おきに開催されており、「日本国際切手展2021」は第6回目となる。
日本郵便は郵政創業150年であることを記念して『想いを届ける』をテーマに掲げ、様々なプログラムを実施。
SLOWでは、イベントVI、アートワークを担当。
切手は“小さな芸術品”
インターネットの発達により世界中の人々と当たり前のように瞬時にやりとりができるようになった今もなお、時を超えて、人々に愛され続ける切手の魅力を再認識する機会となりました。
世界初の切手「ペニー・ブラック」は、1840年にイギリスで登場しました。日本では1871年(明治4年)、江戸時代からのお金の単位、「文」と「竜」が描かれた「竜文切手」が登場。職人によって1枚ずつ手作業で作られていました。繊細な手仕事の数々はまさに、“小さな芸術品”。
当時、切手を手紙に貼り、その手紙を世界中に送ることができるという感覚は、革新的な出来事であったと想像します。
故郷の風景や、季節の花の切手を貼って送ってみたりと、切手は実用品でありながら、送り手と受け手の距離と時間を超えたコミュニケーションツールにもなっていったのではないでしょうか。
1枚の切手から、発行当時の時代背景や文化など多くのことが読み取ることができること、それはデジタルツールにはない、時代を越えて残る切手ならではの魅力でしょう。
『国際切手展』は郵趣家にとって晴れ舞台であり、10年に一度の日本開催は、日本文化を改めて世界へアピールできるチャンスでもあります。そして、切手の魅力を広く、改めて人々に伝えていくのも本イベントの重要な役割であるととらえ、ビジュアル設計を行なっていきました。

切手の繊細な芸術性やバリエーションの豊かさを重要視し、
イベントロゴの1要素である「こしゃく娘」の着物の和柄を抽出し、グラフィックパターンを設計。

縁起の良い吉祥文様『七宝つなぎ』をフレームワークとし、パターングリッドを開発。
この模様には繁栄、縁の円満といった意味が込められており、郵趣の更なる発展を願い採用。

コーポレートカラーである朱(あか)を基本とし、和のテイストを崩さず華やかな展開となるようにカラー展開を設計。
イベントでは多種多様な切手が展示されることはもちろん、テーマごとにブースが設置されるため
イベント全体を賑やかに彩るバリエーションカラーとした。

バリエーションカラーも基本のカラーと同様に黄金と琥珀をベースとすることで、全体のトーンを統一。

菱形
アートワークの使用例。パターンが途切れることのないよう設計。

たすき型
アートワークの使用例。パターンが途切れることのないよう設計。
